Lotus Sametime Connect クライアントに電話連携の機能を加え、連絡先リストからチャットをはじめると同じような操作で電話発信(Click-to-Call)をできるようにするためのサンプルコードです。Lotus Sametime での電話連携には
いろいろな方法
があり、それぞれに一長一短があります。この記事で紹介するプラグイン開発による方法は、最もコーディングなどの実装の量が多くなりますが、最も柔軟に機能を実装することができる方法です。
この Click-to-Call プラグインのソリューションを使用したシステム構成は以下の様になります。
Lotus Sametime Connect クライアント上で、電話システムと連携する Click-to-Call プラグインが動作します。このプラグインは電話システムを提供するベンダーなどで作成していただく必要があります。このプラグインによって Lotus Sametime Connect クライアント上で電話発信をするためにのメニューが表示されます。
ユーザーが Click-to-Call メニューを選択すると、Click-to-Call プラグインは Lotus Sametime サーバーに対して指定された相手の電話番号の問い合わせを行います。そして得られた電話番号をもとに、プラグインは電話システムに対して電話発信リクエストを送信することになります。このサンプルコードでは電話発信リクエストの部分は実装していません。それは、この実装は実際に使用する電話システムによって変わるからです。電話システムが提供している CTI の機能によって SIP や TAPI/JTAPI、あるいは SOAP などが使用されることになります。
電話発信リクエストが送られた後は電話の世界の問題になります。電話システムに接続された電話機が鳴って通話が可能になるかもしれません。しかし、そのような通話も Lotus Sametime Connect クライアント上で行いたいという要望もあるかもしれません。そのときは Lotus Sametime Connect クライアント上にソフトフォン・プラグインを実装することもできます。このソフトフォンの実装についても、電話システムに依存しますので、それぞれプラグインの開発者の方に用意していただく必要があります。
サンプルとして提供しているプラグインの機能を紹介します。 このサンプルには以下の機能が実装されています。
- Click-to-Call メニューとアクション・ボタンでの擬似電話発信
- ソフトフォンを埋め込むビューの枠
プラグインが動作する Lotus Sametiem Connect クライアントは以下の様になります。
Click-to-Call は上半分の連絡先ビューに実装されています。またソフトフォンを埋め込むためのビューは下半分の Softphone View です。
連絡先ビューに表示されているユーザーを適当に選ンで右クリックメニューを開くと 「Click-to-Call」 というメニューが表示されます。またアクションボタンの右端に黄色い電話のボタンが表示されます。これらで電話発信の操作ができます。
サンプルでは操作する電話システムがないので、選択されたユーザーの電話番号を取得したあとはその結果をブラウザ画面に表示するところで終ります。
下半分の Softphone View はソフトフォンを埋め込むために用意しています。しかし実際に埋め込むソフトフォンがないので Web ブラウザを変わりに埋め込んでいます。
以下のサンプルをダウンロードしたら、Lotus Sametime Connect 8.5.1 クライアントのプラグイン開発環境にインポートして使用してください。